引っ越しを機会に、さまざま自分自身の環境を変えようと思ことって、案外あるものです。住環境が変わるから、それ以上の必要はないと言う方もいれば、それだけではなくもっと違う自分を見つけてみたい、と思う方もいます。
違う自分を見つける手段って、いろいろあります。中でも一番簡単にできることとして、今までとまったくちがうことをしてみる、などということがあります。そのためにできることって、いろいろあります。
引っ越しを機会にして、テレビを廃棄してしまい部屋の中では静かに過ごす、などということは、案外簡単にできてしまいます。お酒やタバコをいきなり止めるよりも、ストレスもかなり少なく、すぐに慣れてしまう人が多いとも言われています。
なにしろニュースはインターネットでも見られますし、もちろん新聞でも確実に見ることが出来ます。だからテレビを見なくなったからと言って、世の中から取り残されることは、まずないと言っても過言ではありません。
娯楽性のあることは、他のことに求めることが可能ですから、特別テレビでなければならない、ということもありません。
でも、テレビを廃棄した時に、いままで払っていたNHKの受信料って今後はどうなるのか、という問題があります。
今回は、テレビの廃棄によってNHKの受信料がどうなるのかとか、そもそもNHK受信料ってなんなんだと言うことについて、お話をしていきます。
そもそもNHKの受信料ってどんなものなの?
NHKの受信料の性質を知っていて受信料を払っている人は、案外少ないかも知れません。
よくNHKは国営放送だと思っている人がいますが実は違っていて、1925年に設立された「社団法人日本放送協会」が1950年に、放送法に基づく公共放送として再出発した特殊法人なのです。
そのために、完全な独立性を保つため、政府機関からもスポンサーからも束縛されない立場でいなければならないので、活動資金を受信料で賄っていると言う特殊性があります。
その活動資金である受信料徴収の根拠が放送法にあるので、ある意味では受信料は必ず払わなくてはいけないと言う義務が、NHKを受信している人たちにはあると言うことです。これがNHK受信料なのです。
なお、放送法の詳しい条文は、インターネトで検索できます。
(http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM)
ということは見ない・聴かないでいれば払わなくていいの?
そのとおりですね。TVも見ないし、ラジオも聞かないと言うことになれば、まったく払う必要はありません。
もし、引っ越しでTV受像機を廃棄してしまった場合、それを証明することが出来れば、払う必要性はありません。
TVを廃棄した時のリサイクル票などを提示して、「私はTVをみることを止めたので、解約したい」と、受信料を集金に来た人言えば応じてくれます。
なかなか集金人に会えないときには直接電話で言えば、後から書類を郵送してくれるとも言われていますから、手続き自体は難しくはないですね。
なお、注意点が一点あって、過払いが発生していることが稀にあります。例えばカラー放送のみ受信できるTV設置の家庭に対して、衛星放送受信の料金が課金されているケースなどもありますから、解約をする場合はこの辺のこともチェックした方が良いと思います。
長年にわたって過払いをしていると、過払い金が累積で何十万円にもなっている場合もあるので、十分に注意をしてください。
もし、引っ越しを機会にTVを見ることを止めようと思っているのでしたら、一度検討してみてください。